Report
地域包括ケアシステムと地域支援事業
第53回社会保障審議会介護保険部会(部会長:山崎泰彦神奈川県立保健福祉大学名誉教授)において、「介護保険制度の見直しに関する意見書」(素案。以下、同意見書)が提出され審議された。2012年の制度改定で前面に打ち出された地域包括ケアシステムが推進され、市町村を主体とする考え方は今後も継続される。同意見書では「介護保険制度は... ・・・もっと見る
特集 車両コスト対策(2)
車両導入・維持におけるコスト対策のポイント
<解説>ハード&ソフト双方から車両コスト削減を図ることがカギ車両にかかるコストは予想以上に大きい。介護事業者にとってこれをいかに抑えられるかどうかは死活問題だ。ここでは一般社団法人C.C.Netの田中政春代表理事に車両導入時と導入後の維持・メンテナンスにおけるコスト対策のポイントを聞いた。「燃費が良い」だけではコスト削減に... ・・・もっと見る
特集 車両コスト対策(1)
燃料、保険、税金ともに増額傾向 介護事業者が生き残るには車両コスト対策が必須に
<Introduction>ガソリンの高騰、自賠責保険の値上がり、軽自動車税の見直しなど車両コストは年々増加傾向にある。まずは、車にまつわるコストについて確認しておこう。ガソリンの高騰で介護現場から悲鳴が続出経済産業省資源エネルギー庁が2013年9月4日に公表した同2日時点の全国のレギュラーガソリン1L当たりの税込店頭現金小売価格は160.... ・・・もっと見る
次期介護報酬改定に向けての論点
厚生労働省は本年9月~10月、社会保障審議会介護保険部会(部会長:山崎泰彦神奈川県立保健福祉大学名誉教授)を4度にわたり開催。2015年に予定する次期介護報酬改定に向け議論を行った。同年8月6日で終了した社会保障制度改革国民会議が取りまとめた報告書の医療・介護分野の改革などがベースになっているものが多い。今後議論を重ねていく... ・・・もっと見る
消費増税が与える介護報酬への影響
2013年10月1日、安倍晋三首相は、消費税率を14年4月から8%に増税することを決定した。今回の消費税引き上げは、12年6月に自民・公明・民主党の社会保障と税の一体改革関連法案をめぐる修正で合意があったこともあり、関係者の間で税率アップに対する議論は進められてきた。社会保障審議会でも、消費税率が上がった場合の介護報酬について討... ・・・もっと見る
これからの地域包括ケア
医療連携と地域連携
高齢者ケア研究会in茨城が8月31日、水戸市内で開かれた。今年は第9回となるが、医療者と介護者がともに出席し、地域包括ケアの在り方を語ったのは初めてのことだという。ここでは、小さな町の大きな挑戦を紹介する。特養入所希望者がわずか11人に住民の積極参加で新しい取り組みが美瑛慈光園理事長 安倍 信一 氏(北海道美瑛町)東京23区規... ・・・もっと見る
医療系介護施設の行方 ~地域包括ケアで主役を担う!?~ (2)
医療強化型の高齢者向け住宅で慢性期の地域医療を発展させる医療法人社団富家会 メディカルホームふじみ野(埼玉県ふじみ野市)居室で人工透析慢性期医療の住宅サービス付き高齢者向け住宅(以下、サービス付き住宅)は国の補助や優遇税制ができたことで、全国的に住宅数が急増している。2013年8月には登録数がついに12万戸を超えた。地域包... ・・・もっと見る
医療系介護施設の行方 ~地域包括ケアで主役を担う!?~ (1)
介護保険は在宅ケアが重視されている。地域にある医療や介護、福祉資源ばかりか、商業や町内会などまでを巻き込み高齢者の在宅ケアを支えていこうという地域包括ケアシステムの取り組みが各地で始まっている。それは医療・介護制度として重度の高齢者をできるだけ在宅で診ていこうという社会的な要請に後押しされているものだ。医療強化型の... ・・・もっと見る
定期巡回・随時対応型訪問介護看護が広がる可能性は
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者のニーズに合わせて、1日に何度か利用者宅を訪問し、食事介助や排せつ介助などの介護サービスを行う。2012年の介護保険制度改正で新しくできたサービスで、従来は施設でしか提供できなかった短い時間のケアや細かな介助がこのサービスによって可能になる。被介護者ができるだけ住み慣れた自宅で暮... ・・・もっと見る
薬剤師を地域に生かす ~千葉県松戸市の事例を見る~ (2)
<薬剤師との連携 ~ケアマネジャーの場合~>新鮮な服薬情報の入手により安心秋桜ケアサービス 宮 由香里 氏●薬剤師(薬局)との連携が始まった経緯を教えて下さい2011年6月に松戸市内で開催された「在宅医療連携拠点事業多職種合同カンファレンス」に参加したことがきっかけだった。参加者と名刺交換したが、その1人が薬剤師だった。短... ・・・もっと見る