はじめての施設長マニュアル
はじめての施設長マニュアル(18)
施設長の役割
介護事業においては、訪問系のサービス以外は定員が定められており、また単価も介護保険上で定められています。事業の収入は「数量×単価」で決まるので、その両方に上限のある介護事業の場合、おのずと施設全体の収入に上限が決まってきます。皆さんが施設長になった動機には、もしかしたら「施設のトップに立って、職員の待遇を変える!」と... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(17)
適切な人員配置を考える
「現場の人手不足」は多くの施設にとって避けられない課題であると思われます。なぜ人手不足が起こってしまうのか、その根本的な原因からまずは考えてみましょう。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)においては、介護保険で行うサービスと、保険外で行うサービスや家賃・管理費など実費が発生するものがあります。... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(16)
役職者・専門職への対応のポイント
役職者の選定基準には、基本的に勤務年数が大きく関係します。しかし、長く勤めているがゆえに、考え方が固まっていたり変化を嫌ったりする傾向もあります。もしその固まった考えをくつがえすような方向で方針などを一気に変えようとすると、反発が生じやすくなります。なのでまず役職者の基準から明確なものを作成し、理解してもらうことに... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(15)
職員管理の基本的な考え方
職員管理の基本的な考え方ここまで、利用者の方に対する内部業務のポイントをお伝えしてきましたが、「職員の管理」もまた、施設長に課せられた重要な役割です。管理といっても、職員がルールを守っているか目を光らせることが目的ではありません。職員管理とは、職員一人ひとりがそれぞれの持てる力を使い、最大限のパフォーマンスを発揮で... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(14)
適切な措置のもと身体拘束を行う
身体拘束の廃止に向けた考え方身体拘束廃止への取り組みについては、無理解な施設長はいないと思いますが、内容を理解しているのと、実際にそれを実行できているのとでは大きな違いがあります。そもそも、介護保険施設などにおいては身体拘束が原則として禁止されており、「事故を防ぐため」などと身体拘束を安易に正当化することも禁じられ... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(13)
サービスの実施状況を確認する
利用者のサービスを行ううえで核となる重要な情報が、ケアプランに掲載されていることは理解していただけたでしょうか。しかし、あくまでもケアプランは利用者のニーズを記し、それを実現するために必要な手段が記載されたものです。ケアプランがなくては良いサービスはできませんが、良いケアプランがあったとしても良いサービスができてい... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(11)
アセスメントシートを確認する
ケアプランの確認に先立って、ケアマネジャーが利用者の方に対して行ったアセスメント結果が記録された「アセスメントシート」を確認しましょう。アセスメントとは、辞書などでは「評価」「査定」を表す言葉となっています。介護福祉分野においては、ケアプランの作成の際に、今後のケアに必要な見通しや方針を立てるための第一段階の評価に... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(10)
ケアプランの重要性を理解し、職員に共有する
ケアプランの重要性を理解し、職員に共有する施設長の大きな悩みのひとつが、現場の人手不足の問題です。どのような現場においても、人手が足りず、満足なケアができないという声は常に聞かれます。介護保険上で必要基準を満たすどころか、はるかに上回る人員配置をしている現場でも同様に人員不足の声が聞かれます。現場は本当に人手が不足... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(9)
キーパーソンとの関係構築
利用者への対応と同等に気をつけなければならないのが、家族対応、中でもキーパーソンとの関係です。実際の入居を決められるのは、利用者ご本人ではなく、家族である場合がほとんどです。そのため、キーパーソンとの関係が悪くなったら、何かあったとき、すぐ退居へとつながってしまいます。しかし、良い関係性を築き、施設の理念を理解して... ・・・もっと見る
はじめての施設長マニュアル(8)
利用者個々の疾患を把握する
利用者管理を行うにあたり、一番に考えなければいけないのは、利用者個々人がどのような体調でいるのかということです。利用者の中には自身でも体調の変化に気づけなかったり、我慢をしてしまったりと、訴えの少ない方も数多くいます。その変化に気づき、早期の対応をすることを求められているのが介護職員であり、その報告を受けるのが施設... ・・・もっと見る