介護レポート 一覧ページ
重症化予防と健康づくりに全力を
骨太の方針2019が介護現場に求める改革
6月21日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019(骨太の方針2019)」は、人生100年時代の到来にあたって、今後予想される医療や介護の需要の伸びを抑制するために、介護事業者、保険者に対し、疾病・介護の予防を進めることに重点を置いた改革を求めています。いいかえれば、寝たきりの要介護者を極力つくらず、高齢者の自立と... ・・・もっと見る
特集 令和元年「高齢社会白書」を読む
介護費用は「年金等の収入」と考えている人が63.7%に
政府は6月18日の閣議で、2019年度版の高齢社会白書を決定した。高齢ドライバーの事故多発で白書は注目を集めているが、それ以外にも現下の高齢社会の実像が浮き彫りになった。ここでは高齢者の「健康」「介護」、さらに「生活」への意識を白書から紹介したい。◆健康ア.65歳以上の人の新体力テストの合計点は向上傾向2017年の70~74歳の男性... ・・・もっと見る
これからの認知症ケアを考える(後編)
第20回日本認知症ケア学会大会
◆認知症は怖くない!どの登壇者からも認知症当事者がおれんじドアではふつうに話している様子が語られる。ときには連れてきた家族から「この人は何もしゃべれませんから」と伝えられることもあるという。しかし、「本人がしゃべらないというのは、待つことができないからです。初めから話す人も2度目から話す人もいますが、それぞれみんな会... ・・・もっと見る
これからの認知症ケアを考える(前編)
第20回日本認知症ケア学会大会
2019年5月25日、26日に国立京都国際会館で開催された日本認知症ケア学会(理事長:繁田雅弘 東京慈恵会医科大学精神医学講座教授)は2019年で20年目の大会となり節目を迎えた。今回の大会テーマは「認知症という希望」。この「認知症という希望」というテーマは何を意味するのだろうか。繁田氏の講演と、認知症当事者による特別企画の座談会... ・・・もっと見る
特集 ガイドラインから読み解く認知症患者の意思決定支援
高齢者・認知症の人の意思決定支援ガイドライン
3月29日、30日に開催された日本臨床倫理学会第7回年次大会のシンポジウム「認知症の人の意思決定支援のガイドラインを現場で生かし、実現するために」では、2018年度策定されたガイドラインを臨床現場に実装するための研修プログラムや課題などについて報告があった。2017年にガイドラインを策定厚生労働省は「認知症の人の日常生活・社会生... ・・・もっと見る
特集 介護職こそケアの質を決める!~「助手さん」と呼ばないで(下)
解説~介護職の働き方改革の前に病院が手をつけるべきこと
メディテイメント株式会社代表取締役 杉浦鉄平氏介護職の採用・定着は今や「看護職より難しい」との声が聞かれる。そこで医療現場ではさまざまな取り組みを進めているが、ケアミックス病院の看護部長を務めた経歴を持ち、病棟現場を中心としたコンサルタントとして活躍する杉浦鉄平・メディテイメント株式会社代表取締役は、「肝心なことに... ・・・もっと見る
特集 介護職こそケアの質を決める!~「助手さん」と呼ばないで(上)
序論~介護職の位置づけを明確化し、病棟でのケアの質向上をめざそう
病院内における介護職の存在感が高まっている。背景としては入院患者の高齢化、ケアの重要性、ワークシフティング、人材不足などさまざまな要因が考えられるが、実際にはいまだ「看護助手」の位置づけから脱却できない病院が少なくない。そこで本企画では、病院における介護職のマネジメントに焦点を当て、先進事例も取り上げつつ考察する。... ・・・もっと見る
特集 介護医療院の転換状況
2019年度末までに介護医療院へ移行予定病床は31.2%
2018年度介護報酬改定で話題となった介護医療院。厚生労働省は2019年4月に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会で、介護医療院の実態に関する調査結果を報告。介護療養型医療施設、医療療養病床などからの転換状況などを把握した上で、今後の対応を図るとした。移行予定:介護療養型医療施設、介護療養型老人保健施設介護療養型医療施設の... ・・・もっと見る
特集 介護ロボットと人材育成(2)
福祉用具として使いこなす専門職に
学生実習に介護ロボを採用、福祉機器の普及に取り組む大阪人間科学大学人間科学部 時本 ゆかり 氏介護専門職の養成課程で介護ロボットを導入した事例を、大阪人間科学大学人間科学部の時本ゆかり氏が報告した。同校では2016年度にカリキュラムを見直し、介護福祉士養成コースで介護ロボットメーカーへの訪問体験を取り入れている。政府のロ... ・・・もっと見る
特集 介護ロボットと人材育成(1)
福祉用具として使いこなす専門職に
2019年に見直しが行われる介護福祉士養成課程の新カリキュラムでは、介護ロボットを含めた福祉用具を活用する意義やその目的の理解が含まれるなど、教育現場でも介護ロボットが着目されている。日本医療研究開発機構などは3月13日、「介護ロボットの活用に向けた人材育成」のシンポジウムを開催。介護ロボットメーカーへの新カリキュラムの周... ・・・もっと見る